五円玉のお話
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■コインの裏表
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とくに法律では決められていません。
だとするとどちらでもかまわないということになってしまいますので、
造幣局では年号が書かれてある面を裏としています。
下記画像参照。
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■五円玉のデザインは?
現在製造発行されている五円硬貨には、稲穂、水面、歯車がデザインされています。下記参照。
農業は稲穂であり下部の複数の横線は水面(水平線)を表現して水産業を意味しています。
穴の周りのギザギザは歯車で工業を表現しています。
■また、硬貨裏面の双葉は伸びて行く日本を表現しています。
■五円玉にはどうして穴があいているのか。
これは昔の紐を通して使っていた古銭のなごりではないでしょうか?
5円玉一枚の重量が 3.75g なのでこれを1.000枚繋ぐと昔の人が
使っていた単位で3.75s「一貫」となります。
また、
発行当時は戦後の物資が不足していた時期だったので材料の節約に
穴をあけたということもあるようです。
■五円は縁起のよい硬貨としても考えられることから
「ごえん」を「ご縁」と考えて神社などへの賽銭として使用されることもあるようです。
■「稲の絵」は「農業」
穴のまわりのギザギは 「歯車」で「工業」
下部の横線は「水面」 で「水産業」を表していて
三大産業の象徴が画かれています。
発行枚数 |
昭和28年(4500万枚)
昭和32年(1000万枚)
昭和34年(3300万枚)
昭和35年(3480万枚)
昭和42年(2600万枚)
平成12年(903万枚)
平成17年(1602.9万枚)
平成18年(959.4万枚)
平成19年(990.4万枚)
平成20年(981.1万枚)
平成21年(400.3万枚)
平成22年(51.0万枚)
平成23年(45.6万枚) |
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追記
五円黄銅貨(有孔ゴシック体) 発行開始
1959年(昭和34年)
素材 黄銅
品位銅 60% - 70% 亜鉛 40% - 30% 量目 3.75g
直径 22mm 孔径 5mm
図柄稲穂、歯車、水(表面) 双葉(裏面)
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五円黄銅貨(有孔楷書体) 発行開始
1949年(昭和24年)
素材 黄銅
品位銅 60% - 70% 亜鉛 40% - 30% 量目 3.75g 直径 22mm 孔径 5mm
図柄稲穂、歯車、水(表面) 双葉(裏面) | |
追記
五円黄銅貨(無孔) 発行開始
1948年(昭和23年)
素材 黄銅
品位銅 60% - 70% 亜鉛 40% - 30% 量目 4.0g
直径 22mm 孔径なし
図柄国会議事堂(表面) 鳩、梅花(裏面)
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補足
昔の懐かしい駄菓子に『ごえんがあるよ』といった五円硬貨を形取ったチョコレートがありました。
(1984年チロルチョコ株式会社)販売価格でも五円で一番安いチョコレートともいわれていました。
袖すりあうも多生の縁 「雑学」
http://www.nana7.com/nagai/zatugaku/
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